◆あまり役に立たない目安の説明◆
=童話っぽいかもしれない。 =甘いかもしれない。 =暗いかもしれない。 =痛々しいかもしれない。
=コミカルなのではなかろうか。 =同性愛なんです。
=リクエストどうもありがとう。 無地=私にもよくわかりません。
タイトル |
内容的な何か |
目安 |
ぱんどら 1 2 3 |
上唇についたカプチーノの泡を舐めとって窓の外の世界を眺める。 | |
そして世界は綻んだ。 |
深夜の国道を不安なエンジン音を響かせながらワインレッドのオンボロ車が我が物顔で走っている。 |
洋服のリボンがうまく結べません。 |
女王の棺がなくなった。 | |
毎年恒例、合唱部(部員5名)スイカ割り大会。 |
値段の割に小ぶりなスイカの入ったビニール袋の持ち手(片方ずつ)をそれぞれぶら下げて僕らは焼けつくアスファルトの道を歩いていた。 |
ただ待つだけの人 |
葉が落ちることにさえ一喜一憂する。 | |
宇宙人、宇宙にゆく |
大きな音とともに灰皿が宙に浮き上がる。 | |
巨大魚 |
桃色の泡が、大小浮かび上がって海面へ。 |
少年R |
彼の名前は少年R。どこにでもいる高校生。ただ少し違うのはみんなから少年Rだなんてヘンテコな名前で呼ばれてるってこと。 |
夜の蛾 |
頼りなげな小さな背中を、徐々に闇へと溶かしてゆこうとする彼女をこちらに引き戻すのは容易いことではなかった。 | |
kujira |
圭子の話は、こんな一言から始まった。 | |
ガラスの靴 |
「魔法使いになりたいなぁ」 |
林檎ノ色 |
小さな果物ナイフで、彼は器用に林檎の皮を向き始めた。 | |
Bague |
「空は嫌いだ」 |
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浜辺レイディオ |
嘘で塗り固められた君の袖口をその仕草とは比べ物にならないような強さで握り締めて僕は浜辺を歩いていた。 | |
はらがへる |
この世には、不可解なことがたくさんあるので困ってしまう。 | |